各種講座 すべての講座を見る → LEARN ローフードマイスター講座 発酵プランナー講座 CHOCOLATE ローチョコレートマイスター® RAW SWEETS ロースイーツマイスター GRAND MASTER ローショコラティエ® EXPERIENCE UMAMI & KOJI LAB プレイティングクリエイター 体験レッスン ONLINE オンラインレッスン
Association ローショコラティエ® コンシェルジュ よくある質問 協会トップ →
Knowledge ローフードとは 発酵とは リビングフードとは ローチョコレートとは スピルリナとは ナレッジ一覧 →
About About &LAB TOKYO 安藤千英 プロフィール はじめての方へ 活動・メディア
Contact お問い合わせ
Language EN中文
オレンジジュースは危険?スムージーは体に悪い?肝臓の専門医の解説を読み解く

コラム

オレンジジュースは危険?スムージーは体に悪い?肝臓の専門医の解説を読み解く

2026.08.19

「スムージーって、実は体に悪いんですか?」 ここ最近、レッスンやメッセージでこんな質問をいただくことが増えました。

SNSやメディアでは「スムージーは美容と健康に良い」という情報があふれる一方で、「実は糖質の摂りすぎになるから良くない」という意見も耳にします。

ローフードやスムージーをお伝えしている立場として、このテーマからは逃げずにきちんと向き合いたい。今回は、ある肝臓専門医の解説をベースに、「甘いドリンクの真実」と「ローフードの視点」を交えて、私なりの言葉で整理してみたいと思います。

そもそも肝臓って、どんな臓器?

「肝臓はデトックスの臓器」と言われることがありますが、実際はそれだけではありません。肝臓には大きく分けて3つの重要な役割があります。

  1. 代謝(体の"化学工場"):食べたものを体が使いやすい形に作り替える。
  2. 解毒(フィルター):アルコールや添加物など、負担になるものを無害な形に変える。
  3. 免疫(防衛チーム):菌やウイルスを処理する免疫細胞の多くが集まっている。

心臓や腎臓に負けないくらい、体にとって“肝心”な臓器。そして肝臓の最大の強みは、「正しい方向に習慣を変えてあげると、機能を取り戻す力が高い(再生力が高い)」ということです。

肝臓専門医が断言する「甘いドリンク」の真実

その肝臓の専門医は、動画の中でこう語っていました。 「肝臓にとって最大の毒は『甘いドリンク』である」と。

ここでいう甘いドリンクとは、果糖ぶどう糖液糖などを含む清涼飲料水、スポーツドリンク、そして「健康そうに見える野菜ジュースや100%ジュース」などの“甘い液体”全般を指します。

ポイントは、「果物そのものが悪い」と言っているわけではないということです。 「果糖を、液体で、一度にたくさん、短時間でとる」 この組み合わせが、肝臓にとって大きな負担になるという点です。

同じみかんなのに、どうして違うの?

一番わかりやすい例が、「みかん」と「オレンジジュース」の違いです。

  • 固形(みかん3個)をゆっくり食べる場合 食物繊維が残り、噛みながら食べるため、小腸で果糖が処理される「時間」が稼げます。結果、肝臓に届く生の果糖の量は多くなりません。
  • 液体(みかん6〜7個分のジュース)を一気に飲む場合 食物繊維が取り除かれ、大量の果糖が1分で体に入ってきます。小腸の処理が追いつかず、果糖がそのまま肝臓へ流れ込み、中性脂肪が作られやすくなってしまいます。

「固形か、液体か」「ゆっくりか、一気か」。 この違いが、肝臓への負担を大きく変えるのです。

「スムージーは体に悪い?」へのローフード的アンサー

では、本題です。スムージーは体に悪いのでしょうか? 肝臓の視点とローフードの視点を掛け合わせると、答えはこうなります。

「スムージー全部が悪いわけではない。問題なのは、甘いフルーツを大量に入れたスムージーを『液体として一気飲みする』こと」です。

私たち&LAB TOKYOが提案しているスムージーのルールは、実はこの医学的な視点と完璧に一致しています。

肝臓にやさしいスムージーの4つのルール

  1. フルーツは1〜2個分におさえる 「丸ごとのフルーツで何個分入っているか」を意識し、多すぎる場合は葉物野菜(グリーン)を増やします。フルーツ1:グリーン2〜3の割合が理想です。
  2. 甘味を足さない 蜂蜜、シロップ、加糖ヨーグルトなどの追加は一気に「高果糖ドリンク化」させてしまいます。果物本来の甘さだけで十分です。
  3. 空腹に一気飲みしない。時間をかけて「噛むように」飲む 飲む前にコップ1杯の水を飲み、スムージーは10〜15分かけて、スプーンですくって「食べる」くらいの感覚で味わいます。
  4. 高性能なブレンダーでなめらかに 小松菜などの繊維をしっかり粉砕し、青臭さを残さないことが美味しく続ける秘訣です(私はクビンスのSPEED Blendを愛用しています)。

肝臓専門医の「7つの習慣」をローフード流に訳す

専門医が推奨する脂肪肝を防ぐ習慣も、ローフードの知恵を取り入れるととても自然に実践できます。

  • 糖質を“ゼロ”ではなく“半分”に → 残りの半分を、生野菜や発酵食品のおかずで満たす。
  • 食物繊維をいつもの2倍に → こここそ、ローフードのサラダやスムージーの出番です!
  • 超加工食品を減らす → 原材料がシンプルな手作りの発酵調味料やローフードを取り入れる。

どれも「ゼロか100か」ではなく、今の生活から少しずつシフトしていくことが大切です。

まとめ:フルーツは味方。でも“甘い液体”は別枠で

ローフードの世界で大切にしてきた「生のものを取り入れる」「酵素やビタミンの力をそのままいただく」「食物繊維と発酵で腸を整える」という軸。それは、肝臓を労わる視点と驚くほどよく似ています。

甘い市販のドリンクは「たまの楽しみ」にしつつ、日々のスムージーはフルーツとグリーンのバランスを少しだけチューニングする。

まずは明日、朝のスムージーを「いつもの倍の時間をかけて、ゆっくり噛むように」飲んでみてください。それだけでも、体はちゃんと応えてくれますよ。


【さらに深く学びたい方へ】

このエッセイで触れた「スムージーの正しい実践法」や「ローフード的食習慣の基礎」は、&LAB TOKYO の各講座で、独自のクロス理論と医師監修のエビデンスに基づいて学ぶことができます。知識と実践を組み合わせることで、体への向き合い方は確実に変わります。

  • [ローフードマイスター講座]
  • [発酵プランナー講座]
  • [&LAB TOKYO 講座一覧]